ベンガラのヨーロッパ旅日記

大学生2人組がレンタカーでヨーロッパを旅するブログ

22日目 コペンハーゲンと地獄の1000㎞ドライブ

皆さんこんにちは、ベンガラです。

スマホが壊れてしまったのですが!気を取り直して22日目やっていきましょう!!!
本日はデンマークの首都、コペンハーゲンについて書いていきますよ~!!

人魚姫の像

f:id:bengalared:20190402004325j:plain

まずやってきたのはコペンハーゲンで一番有名と言っても過言ではない、人魚姫の像です!

世界三大がっかりにあげられることも多い人魚姫の像ですが、現場はなかなかの盛り上がりを見せていましたよ。

 

ただなかなか立地が悪い・・
他のコペンハーゲンの観光地は固まって立地しているため、徒歩でも簡単に回ることが出来ます。
しかしこの人魚姫の像だけ2㎞ほど遠くに・・・

f:id:bengalared:20190402004325j:plain

しかも中心から遠いから思いっきり工業地域。
写真にすごい工場入ってくる。

でも認知度的にコペンハーゲンまで来たらぜひ行きたいですよねぇ・・

 

アマリエンボー宮殿

f:id:bengalared:20190402004321j:plain


次にやってきたのはアマリエンボー宮殿
現役の宮殿で現在のデンマーク女王が住んでいますよ!
今日はデンマークの国旗が掲げられているので中に居るみたいですね。

 

意外と市街地のど真ん中に現役の宮殿があってびっくりです。
道1本横言ったら普通のアパートとかありますしね。

f:id:bengalared:20190402004317j:plain


遠くにはフレデリック教会も見えます。

f:id:bengalared:20190402004310j:plain


正午には衛兵交代も行われますよ!
ちなみに市街地の結構な距離の車道を行進するので、コペンハーゲンの住民は
「ああこの渋滞は~~~行進に引っかかってしまった~~」
ってやってるだろうなぁって思いました。

f:id:bengalared:20190402004306j:plain

中世っぽい衛兵が最新鋭の銃持っているのも現役って感じがしていいですね。
他の観光地の衛兵はヤリとか持ってて、実際に有事の際はヤリで応戦するんかな?って常々思ってましたから。

 

ニューハウン

f:id:bengalared:20190402004314j:plain


続いてはコペンハーゲンに来たなら外せないスポット、ニューハウンです!
北欧らしいパステル系のカラフルな町並みです!
曇り空だったのですが晴れてればきれいに見えたんでしょうね~~

 

ここではお土産屋やレストランなど多くの観光客向けなお店も多くあるので、時間が余ったらとりあえずやってくるというスタイルでも楽しめますよ!

 

ちなみに僕らは北欧物価に打ちひしがれて何も買えませんでした。
お昼ご飯に2000円は出せんよ・・・

 

ストロイエ通り

f:id:bengalared:20190402004302j:plain


さあニューハウンを通り越せばそこからほぼ直結、ストロイエ通りです!
世界一長い歩行者天国で、様々なお店が軒を連ねる繁華街ですよ!
ギネス記録博物館やレゴショップ本店、なんと日本でおなじみセブンイレブンまで出店されているのです!

 

「お腹すいた~セブンの揚げ鳥(日本なら100円ちょっと)に300円までなら全然出す」
「わかる」
「「・・・・500円」」

襲い掛かる北欧物価。

「いや、でもアリな気もしてきた(混乱)」
「まて、500は高いぞ」

周りも軒並み高すぎるから感覚が迷子に

 

f:id:bengalared:20190402004402j:plain


ストロイエを抜け、コペンハーゲン市庁舎の近くにはアンデルセンの像も。
アンデルセンのふるさと、隣の島のオーデンセは昨日の深夜に通過しました。

 

f:id:bengalared:20190402004357j:plain

その近くには世界最古の遊園地、チポリ公園もあるのですが明らかに営業してない・・
調べると11月~4月は営業してないだとか。
でもやっぱりクリスマスシーズンはやってるだとか。
自由な営業時間。

という訳でチポリ公園を見ればコペンハーゲンは以上です!
餓死する前にスウェーデンに行きましょう!

 

スウェーデン

f:id:bengalared:20190402004353j:plain


デンマークからスウェーデンに行くにはオーレスンリンクという橋が架かっているので車でも簡単に行くことが出来ます!
通行料もそれなりに、5000円以上かかってしまいます。

しかし、定期券もあり定期券なら半額で渡れるそう。
半額と言っても往復したら5000円じゃない誰が渡るんだろう・・・

 

と思ったら意外と交通量はなかなかの繁盛。
1日5000円かけてもスウェーデンに住んだ方がお得な人も一定数居るってことですよね・・
物価の差がすごいですね。

 

渡り切れば国境なので軽い入国審査があります。
パスポートの準備を忘れないようにしましょう。

 

渡り切った先にある都市はスウェーデンのマルメ。

f:id:bengalared:20190402004350j:plain

そこでようやくご飯にありつけることが出来ました。
1000円なら出せるよ~~

上に乗っている緑の野菜はピクルスかと思いきや唐辛子。

 

地獄のドライブの始まり


さて、お昼ご飯を食べ終われば。
忘れていた設定が再び帰って参ります。

この旅北欧編は「弾丸ツアー」。
レンタカーの返却に間に合わせるため急いで行動しなければなりません。

 

しかもここで大事な変更が!
明後日に行こうと思っていた観光地は絶対に晴れてなければなりません!絶対にです。
しかし明後日の天気予報は嵐。
これはまずいことになったぞ・・・

明日の天気予報は曇り。
明日ならなんとか観光できそうだ・・・

 

ということで急遽!予定を1日すっ飛ばして先にノルウェーに行くことに!
今日の夜にたどり着かなければいけない場所はノルウェーの奥地、スタバンゲルという街。

グーグルマップよ頼む。

f:id:bengalared:20190402005415p:plain

・・・せ、1000kmって・・

 

今は午後2時。15時間を足せば朝の5時。
これは大変なことになってしまっているぞ・・・・?

 

でもまぁやるしかないよねぇ・・・・

という訳で1000㎞ドライブ!始動!!
と思った矢先250㎞ほどで謎の警告ランプが・・・
「アドブルーを入れてね」

 

ディーゼル車に乗っている人は常識だと思うんですが、いつも普通のガソリン車に乗っている僕らには馴染みのない言葉。

僕らと同じディーゼル車初心者の方に説明しますと、ディーゼル車には軽油の他にアドブルーという半分燃料みたいなものを入れなければならないそうです。
アドブルーが尽きるとエンジンがつかなくなります!
何と恐ろしい・・・

f:id:bengalared:20190402004346j:plain

という訳でガソリンスタンドに行けばあるよあるよアドブルーが。
堂々とアドブルーという名前で置いてあるではありませんか。
でも我々は完全アドブルー初心者。
一応念を入れショップの人に聞くことに。

 

ディーゼルに入れるアドブルーが欲しいんですがこれで間違いないですよね?」
「えっ・・・?それ窓拭きのウォッシャーですよ。絶対に入れないでね?」

 

・・・・え?
アドブルーってこれの事じゃないの・・?
明らかにExhaust reduction fluidって書いてますけど・・・

 

裏を見ようと思ったのですが10か国語くらいに対応している説明が全部読めない・・・
アラビア語を入れる余裕があれば英語入れてよ・・・
なんなら10か国語あれば日本語すらある可能性あるじゃん・・・

 

しかしアドブルーのWikiスウェーデン語にして読ませても
「そのWikiを読んだ結果これがウォッシャー液だという事が分かりました」
みたいなことを言い出す始末・・・
ええ・・・これであってるの・・・?

 

調べる事30分、ドイツ語の欄に車の操作説明書(ドイツ語)と同じ文面があることを発見。
まず操作説明書がドイツ語なことに文句を言いたい。
仕方ないので少し不安ですが買うことに。
アドブルー無くなったらエンジン付かないし。

 

一抹の不安を抱えアドブルーを補給した後、容器を捨てようとゴミ箱を探すこと数分。

f:id:bengalared:20190402004343j:plain


めっちゃアドブルー入れてるやん・・・
絶対正解やん・・・

 

現に車に帰ってみるとアドブルーメーターは満タン。
レンタカー返却まで無事に走り切ってくれました。
多分あってたな。うん。多分。

 

こんなにベストセラーで売り上げがある商品の情報を店員が知らないなんてことあろうか・・・?
まさか嫌がらせ・・・?

でも店員のバイトは本気で素で言ってるっぽかったし、何なら自分も今まで知らなかったし例えガソリンスタンドの店員でも知識量はこんなものなのかな・・・?

 

アドブルーには金属を腐食させる効果があります。
あの店員がいつかウォッシャーにアドブルーを入れて自分の車のボディが大変な事にならなければいいんですけどね。

f:id:bengalared:20190402004329j:plain

そんなこんなで時間を食ってしまい、もうすぐ夜の10時。
そして到着時刻は朝の7時。
これはまずいですよ・・・!

 

ノルウェーに入り深夜ドライブがスタートします!
ノルウェーは高速道路が無料ですが、ドイツやデンマークと同じと思っちゃいけない。

ノルウェーは高速道路が無料なんじゃありません。
一般道が無いんです。
日本と道路の考え方が圧倒的に異なります。

 

街の周りには小さな道路網が発展します。
しかし、その街と街の距離は50㎞間隔で、その間はノルウェーの急峻な山々。
農業もあまりできないので50㎞間隔で
街→無人→街→無人
が繰り返されます。

 

という訳で街と街をつなぐのは高速道路のみ。
街の間の下道の需要がないのです。

f:id:bengalared:20190402004332j:plain

なので、高速道路というのは名ばかり。
こんな道ばかりです。
首都オスロの周りはかなりまともな高速道路なんですが100㎞も離れればこんな感じ。

 

これで高速道路タダって言われましても・・・
まぁノルウェー明らかに道路作るのお金かかりそうな地形だし、人少ないししょうがないか・・

 

そして3月のノルウェーはまだまだ冬。
峠越えすればまだ雪が。

f:id:bengalared:20190402004336j:plain

地吹雪怖えぇぇ・・・
視界が一瞬0になるうぅ・・・
まぁ状態としては地元北海道よりはマシなんですけど、いかんせん人口密度の関係で事故った時のリスクがすごい。
凍死まっしぐら。

超気を付けて運転します。
遅れる到着時間。
さぁ明日はどうなってしまうのか!
お楽しみに!

それではまた明日。