ベンガラのヨーロッパ旅日記

大学生2人組がレンタカーでヨーロッパを旅するブログ

24日目 雪国は戦場だ!

皆さんこんにちは、ベンガラです。

 

本日は2300km帰宅の旅、初日と言うことで張り切って帰っていきましょう!

まず始めに、昨日のうちにプレーケストーレンからオッダという町までやって来ました。

 

 

まぁしれっと書きますがなかなかの移動です。

 

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これはオッダの近くにあったまぁまぁ大きめの滝。

 

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これはナビがトンネルの中でランドアバウトとか言い始めたから道を間違えたと思いきや、本当にトンネル内にランドアバウトが有ったときの写真。

逆に近未来的でかっこいいですね。

 

ノルウェーフィヨルドの国というイメージが有りましたが実際いってみると岩山の国。

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何処に行ってもこんな素晴らしい風景の連続でいくらドライブしても飽きませんよ!

観光地こそあまり多くは有りませんが、ドライブ自体がもはや観光!

ノルウェーレンタカー旅行はなかなかオススメですよ!

車通りもあまり多くないですし右側通行初心者にも安心ですね。

 

まあデメリットを挙げるとすればガソリン代が目を疑うレベルで高いんですけれどね…

普通に軽油でもリッター200円とか。

本当に産油国なのかいな。

 

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とか言っているうちにだんだん雪景色になって参りました。

内陸部はまだまだ冬ですからね~

まぁこれくらいならスタッドレスタイヤ履いてるから余裕ですよ~

 

と思いきや!

 

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突然現れた遮断機。

これはやらかしたかな?

 

急いでノルウェーの交通情報を見ます。

 

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読めないんじゃ

英語の情報を出せい

 

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おっけー完全に理解した。

 

嵐が来るからプレーケストーレンを1日早めたら、まさかの帰れないという事態。

そっかぁ、そのレベルの嵐が来たかー…

 

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でも今は滅茶苦茶晴れ渡ってますけどねぇ…

絶景じゃないですか

 

すると通行止めの区画から除雪車が登場!

これは天候も回復してるしもうすぐ通行止め解除か?!

 

除雪車のおっちゃん

「早めに見積もっても夕方かな~

 

いや、まぁそうですよね。

車体が吹雪で凄いことになってますしね。

 

「あ、待ってるなら排気穴周りは除雪しときなよ!」

 

あ、ハイ。雪国の常識ですよね。

 

でも流石ヨーロッパ。外国人と話す機会なんてそう無いだろう田舎の除雪車のおっちゃんですらペラペラと英語喋れるのすごい。

英語と近い言語ずるいな~

 

さて、まあ一旦外で休憩しましょうかと思ったら

 

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ワーオめっちゃ雪積もってる~

車高が物凄く高いこの車でこれですから恐らく30cm近く積雪。

そりゃ排気口危ないわ。

 

ここで埋まるのも嫌なので急いで下山しましょう!

 

「さあ迂回路はある?」

「う~ん…オッダ。」

…オッダ?

 

オッダってあの今朝居たあのオッダ?

 

 

何キロ…?

 

150km弱…

 

オッダまげ~

 

いや、この状況じゃあんま面白くないわ~

 

 

というわけでまさかの本日の移動全行程リバース。

ノルウェー道無さすぎ問題。

 

 

オッダについた段階でもうお昼。

何だったんこの午前中。

 

オッダからは交通情報的に通れる道を狙って行きます。

 

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すると100km程でまたストップ。

ハイやった。この道が止まったらプレーケストーレンまで逆戻りだ。

そこまでいったら返却に流石に間に合わない気がする

 

道路管理人のおじさん

「通行止めじゃないんだ、50分くらい待っておくれ」

 

ほうほう。

 

「コラムって分かるかな?

 

…あの新聞の奴ですか?

 

「う~ん、じゃあコンボイって言ったら?」

 

アメリカンなデカイトレーラートラックの事ですよね

 

「ちょっと調べといて!」

 

ありゃ、これもハズレか。

調べましょう。

 

 

「コラム」

 

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ふむふむ。

 

コンボイ

 

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ふむふむ。

 

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ワードがどっちも軍事用語。

東洋の軍隊を持たない国の一般人が軍事用語を英語で知ってるわけあるかー!

 

「というわけで除雪車とコラムを組んでコンボイするからちょっと待っててね。」

 

おっけー完全に理解した。

 

 

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待っている間は暇なので皆車を降りておしゃべりしたりパン食べてたりします。

結構ワイワイとした雰囲気。

 

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そうこうしているとようやく除雪車の登場。

 

さぁ出発です。

あの山の向こう側にいきましょう。

雪との全面戦争開幕。

 

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ハザードやらフォグやら灯せるライトは全部点けて突っ込みます。

始めの方は簡単な道路ですが、

 

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だんだんとんでもない絶景に!

 

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雪と岩だけの風景。

南極か海外の登山の最後の方みたいなテレビでしか見たことのない景色が最高ですね!

 

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とか見とれてると普通にホワイトアウトで前の車を見失います。

距離詰めて行きましょう。

 

 

こんな感じで割と吹雪も収まりぎみだったので無事に向こう側に往くことが出来ました。

 

距離的に言えば峠1つコラムしたので20km位ありました。

 

なかなかレア度の高い経験をすることができたのではないでしょうか!

この方式を使えば通行止め箇所を通行出来るんですから北海道でもあったら良いのになぁって思いました。

 

でもオスロについた頃にはすっかり真夜中。

本当はオスロに昼頃に到着してオスロの観光をする予定だったのですが残念です。

 

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ほとんどの観光地は閉まっていますが行ける範囲で観光してみましょう。

まずはノルウェー王宮です。

 

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そこから続くカールヨハン通りです。

普段は盛り上がっているはずの歩行者天国ですが時間が時間なので特に人は多くありません。

酔っ払った団体がたまに通るくらいです。

 

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カールヨハン通りに隣接しているプラハ大聖堂です。

他の国で見た大聖堂よりずいぶんとコンパクトで落ち着いた大聖堂ですね。

 

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次に海岸沿いにあるオペラハウスです。

天井が斜めになっているので地面から斜面を登って屋上まで行くことができます。

屋上からはそんなに高さは無いですがオスロ中央駅付近の夜景を見ることができます。

ちなみに斜面には照明もないので真っ暗ですし、軽く10cm位の段差があって普通に転びます。

僕は2回こけました。

気をつけましょう。

 

晩御飯もまだ食べていないのですが、お店はもうほとんどクローズ。

もうマクドナルドしか空いていないのでそこにいきましょう

 

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このハンバーガーひとつですが、お値段なんと1100円。

ひとつですよ!セットじゃないですよ!

ノルウェーの物価は恐ろしや・・・

 

というわけで本日はこのへんにしておきましょう。

吹雪の通行止めのせいで思ったより距離が進まなかったので明日以降は大急ぎで帰ろうと思います

それではまた明日。