13日目 フランス北東部、アルザス地方の街々
皆さんこんにちは。ベンガラです。
本日は昨日までのパリを離れ、いよいよアルザス地方にやって参りました!
今日はレンタカー旅ならでは!小さな町をいっぱい回っちゃいますよ~
まず初めにやってきたのはストラスブール!と言いたかったのですが、運転につかれてしまったので、途中の村で休憩することにしました。
というより、途中でとんでもない大雨に降られて疲れ切ってしまいました
どれくらい大雨か、というと雨が強すぎて雨の壁に車の障害物センサーが反応して
「あ~!ぶつかるぶつかる!右に右に!」
「あ~!ぶつかるから自動ブレーキ掛けちゃう!有能でしょ!?」
「うわー!なんも見えないから自動ブレーキ終了!自分で頑張って!」
ってずっと何かしらの警告を鳴らしてくるレベル。
それは壁じゃない。雨だ。
ドンレミ=ラ=ピュセル
という訳で立ち寄った村は人口150人の小さな村、ドンレミ=ラ=ピュセル
一見すると他の近くの農村と特に変わらないように見えますが、なんとここはあのジャンヌダルクのふるさと!
よく「ジャンヌダルクはフランスの小さな村出身の~~」みたいに名前すら出してもらえない村、それがこのドンレミ=ラ=ピュセル!
今日は脚光を浴びせまくっちゃいますよ!
なんとジャンヌダルクの生まれた家も一部ですが残っているんですよ!
14世紀の家ですが普通に今でも通用しそうな家ですね!
また、ジャンヌダルクの功績を記念して、この小さな村には目立ちすぎるほどの立派な大聖堂も建てられています。
教会の前にはジャンヌダルクの像も建てられています
ちなみにオープンが14時だったので建物の中には入れませんでした。
14時って・・・
さらに!ドンレミを訪れる皆さんに気を付けてほしいことが!
ドンレミという名前で呼ばれがちですが(実際ジャンヌダルクの時代はドンレミ村だった)、絶対にドンレミ=ラ=ピュセルと呼んでくださいね!
その理由はなんと!30㎞ほど離れた場所に「違う」ドンレミがございます!
こちらが違うドンレミ、ドンレミ=ランデヴィルに入りはしゃぐ我々の写真。
こんなミスしたの日本人で我々が最初でしょ。
この注意喚起も恐らく本邦初公開!?
車なので笑い話ですみましたが、バスとかは本当に気を付けてくださいね・・
ドンレミだけ見ていくと痛い目にあいました。
ストラスブール
次にやってきたのはストラスブール!
東フランス観光の拠点で、大都市ながら旧市街地にはドイツとの国境沿いにあるためフランスとドイツの文化が混ざったおしゃれな町並みが広がっています。
まずはストラスブール大聖堂!
この地域で採れる石を使用しているため、赤銅色の大聖堂という珍しいカラーリングをしています。
中はこんな感じ
ここではこの巨大な天文時計が有名だそうです。
ストラスブールはスイーツの街としても有名!
街の有名なケーキ屋に行ってみました.
本場フランスのモンブランですよ!
5ユーロくらいしましたが、めちゃくちゃおいしかったです。
中心から10分程歩けば、プティットフランスという場所に行けます。
白壁の木組みの建物が並ぶ素敵な町並みです。
ストラスブールの代表的な観光地です。
船でクルーズしながら見ることだってできちゃいますよ。
ちなみにプティットフランスは「小さなフランス」という意味です。 ・・・
なんでフランスにわざわざ小さなフランスがあるのでしょうかね。
建物もどちらかと言えばフランスよりドイツっぽい感じがしますし。
昔はストラスブールはドイツの物だったのかもしれませんね。(調べない人)
あと、プティットフランスは場所の名前ではなく地域の名前なのでまぁまぁ広いです。
観光スポットとして有名なのはプティットフランス地域上の方の川の中にフォークみたいな島が浮かんでいるところです!
プティットフランスの中心とはまた違う場所にありますよ!
見つからなさ過ぎてストラスブール大学の中をさまよったりしてました。
ストラスブール大学でかい。
リクヴィル
続いてやってきたのは「フランスで最も美しい村」にも選ばれているリクヴィルでございます!
リクヴィルは小さな村ですので徒歩で簡単に回りきることが出来ます。
まず初めにやってくることになるのがこちらの門。
1809年に造られた新・村役場です。
何をもって“新”と言ってるのか・・・
ヨーロッパ人の感覚は恐ろしいですね。
その門をくぐれば・・
この通り
これはもはやテーマパークなのでは?
人が住むために造られたとは思えないほどのおしゃれな町並み
これがよく絵ハガキになっているこの村イチオシ風景です。
奥の塔が特徴ですね。
ここでは、フランス本場のマカロンを頂きました。
味は黄緑なので抹茶かな?まさか?と思って頼んだのですが、ピスタチオ味と言われました。
でも食べたらヨモギの味がしました。よくわからないです。
本当のマカロン発祥地はここから50㎞ほど離れたナンシーという街なのですが、残念ながら早朝すぎたのでカット!
ここでリベンジです。
もし、最初のドンレミ村に公共交通機関で行く際はナンシーでバス乗り換えになるそうです。
1日がかりになるので車がお勧めですが・・
コルマール
次にやってきたのはリクヴィル近くのやや大きな街、コルマール!
おしゃれな建物が多すぎる知る人ぞ知る有名観光都市です。
先日、ディズニーの美女と野獣の城のモデルのシャンボール城に行きましたが、城ではなく村のモデルはここのコルマールと言われています。
結構距離ありますが聖地両制覇ですね!
他にもハウルの動く城、こーだい氏曰くごちうさの聖地にもなっているそうです。
あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃ^~
そんな聖地盛りだくさんのコルマールを回っていきましょう!
まずは「小さなベネチア」という意味のプティットヴーニス!
まぁ確かに運河があるという意味ではベネチアに近いですが・・
ベネチアとは別ベクトルの良さがある気がしますよ。
「はい・・ベネチア先輩の真似してるんで・・・」
みたいな自信の無い名前じゃなくてもっと強く出てもいいと思いますよ!
いいじゃないですか!このベネチアには無いメルヘン感!
他にもプフィスタの家というハウルの動く城に出てくる建物がそのまんまあったりします!
比較画像見たんですがそのまんまですよそのまんま。
他にもどこを切り取ってもおしゃれな街が結構な広さ続いています。
そして、どこを切り取っても何かしらの聖地になっているほど聖地三昧の街です。
同じ景色でも何の作品の聖地と捉えるかは一人一人違うかもしれませんね。
というわけで長い長いフランス旅、いよいよ終わりです!
アルザス地方を旅行して思ったのですが、観光地の写真スポットが南の方が東向き、北の方が西向きです!
僕らは北から降りてきたので、主要写真スポットが全部逆光なんじゃ!!
余裕があれば南側から観光していく事をおすすめしますよ!!!
ここらでようやくドイツに帰ろうと思います。
フランスは高速道路が有料なので基本的に下道を通ったんですが、北海道の道東ですら見られないような右も左も畑で地平線!みたいな超雄大な景色が広がっていることが多く楽しい道でした。
さすが農業大国フランス、といったところでしょうか。
ちなみにトラック同士だと片輪路肩に落とす?いける?みたいな細さの農道の制限速度は90km/hです。速すぎ。
ドイツ帰国
というわけでドイツに帰ってきました!
ドイツ語だぜ!ホームグラウンドだぜ!
ちなみに2人とも第二外国語はドイツ語ですがほとんど話せません。
挨拶と数字と超簡単な単語くらいです。
以前金髪の中学生くらいのドイツ語しか話せない少女に話しかけられて、
「オレ・・ハナス・・ナイ・・ドイツゴ・・・」
みたいな辛うじて知性を持ったモンスターみたいな話し方をしてしまいました。
通じたのでセーフです。
言葉ってのは通じりゃいいんだ通じりゃ。
フランスは軽油が1.5ユーロ(190円!)とかするんですが、ドイツだと1.3ユーロ程度まで下がります。
1リットル20セントはでかい。
という訳でフランス側からドイツに入ったら
「ヤアヤア!フランス人ども!ドイツへようこそ!せっかくドイツに来たんだからウチのやっすいガソリンでも入れて帰ってくれよな!!(フランス語)(意訳)」
みたいなことが書いてあるんだろうな~って看板が立ってて、ガソリンスタンドが群雄割拠の時代の中、どこのガソリンスタンドもフランスナンバーの車が長蛇の列を作る、というご当地光景を見ることが出来ます。
いや、まぁ多少ならドイツに入れに来るよなぁ・・・
リッター25円違ったら・・
フライブルク
という訳でやってきましたフライブルク!
僕はフライブルクのことを地理で環境都市と習いました。
環境都市らしく、中心部には車が入れないのでパーク&ライドのひと手間が必要です。
何か多分有名な塔です。
すっかり夜になってしまいました。
門の下は市電が通り、門自体はマクドナルドになっています。
歴史とマックのコンビネーション。
そして、重たい重たいドイツ料理のお時間です。
味はめっちゃおいしいんですよ!むしろ好きなんですよ!
ただ芋が多いんじゃ
あと芋がめちゃくちゃ冷たいんじゃ。
冷蔵庫出したてホヤホヤ。
そして付け合わせのザワークラフト(キャベツの酢漬け)がめっちゃ熱いんじゃ。
予想した温度の逆をいかれると人は面食らいます。
でもお腹いっぱいおいしい料理でした。
という訳で今日は以上になります!
今日はレンタカー旅ならでは、公共交通なら1日がかりレベルの小さな街をいくつも回ることが出来ました。
電車の旅も良いですがレンタカーも良いですよ!