3日目 レンタカー獲得!そしてロマンチック街道の街々
皆さんこんにちは。ベンガラです。
なんと今日は!!!
ついに!!
レンタカーを獲得しました!!
しょっぱなからアクシデント!
昨日までお世話になっていた友人inミュンヘンにお礼をしたらいよいよ出発です!
レンタカー屋は空港なので4ゾーン分のチケットを買ってSバーンに乗り込みます。
が!残り5駅というところで!
なんと!!
切符を無くしてしまったのです!
ミュンヘンの電車の切符は日本と違い基本的に信頼で成り立っている感じです。
特に改札というものはなく、別にやろうと思えば無賃乗車は簡単にできます。
じゃあどうしているかというと、たまに一般人のふりをして職員さんが乗ってきて出発した直後に
「はいきっぷ見せてくださいね~」
ってくる感じですね。
その時切符を持っていなければ60ユーロだか払う必要があります。
僕たちは1回だけその改札現場に出くわしたことが有ります。
それが行きの空港線なのです!
ひえ~残り5駅だから~
頼むから改札来ないでくれえぇ
残り3・・2・・1・・(ボソボソ
助かりました!!
生きた心地がしなかったです。
ついにレンタカーを獲得!
空港のレンタカー屋に到着しました。
事前に予約を済ませているのでスイスイ~
と思いきや結構時間がかかりました。
ぼく「予約してた人です~」
職員さん「1か月も借りるの~長いね~」
「って君行く国申請めちゃくちゃ出しまくってるじゃんホントに行くの?」
「まぁ大体はきっと・・・」
「わーお、頑張るね・・2人だけど7人乗りの車なのはなんで?」
「車中泊も考えてるんで・・」
「こいつら本当にクレイジーだぜ!それならさ!もっといいの有るんだけど」
僕のブログは他人のテンションを気分で改変することがあるんですがこの人はわりとこんな感じの人でした。
結局は
車中泊向きのより大きな車
燃料がディーゼル
マニュアルからオートマへ変更
ナビがドイツ語から英語
という車を追加400ユーロでアップグレードすることにしました。
ディーゼルになったので燃料代でペイできるという算段です。
職員さん「それでは終わりです!頑張ってね!」
ぼくたち「ダンケシェーン!」
職員さん「オマエハジブンノセワヲシロ!!」
ぼくたち「・・・??」
職員さん「・・・??」
ぼくたち「(わかった絶対"Take care of yourself(気を付けてね!)”の誤訳だよなこれ)」
「(なるほど、そうだ、そうに決まってる)」
「「ダンケシェーン!」」
めちゃくちゃ優しくて楽しい人でした。
という訳でカギをもらい、駐車場で解除ボタンを押し光ったのはこの車。
ん・・?駐車場の枠ぎりぎり・・?でかいな?(そりゃそうだ)
しかも内装もすごい近未来的・・?
しかも走行距離がたった4000㎞の新車?
さては高級車だなテメー
やってきたのはフォードのエッジという車
長さ 4834㎜ ←デカイ
幅 1928㎜ ←デカイ
お値段なんと・・ 500~600万!!
ひえ~~なんてもんを渡してるんや・・・
事故る前提のボロ車でも全然いいのに・・
絶対無事に帰ってこなくては・・・と誓った一行でした。
なんだかんだありましたがついに我々のレンタカー旅開始です!
リヒテンシュタインの元ネタ
まずやってきたのはリヒテンシュタイン家発祥の地、ドナウヴェルトです。
人口わずか1.5万人、こんな小さな町に気軽にやってこれるのはレンタカー旅ならではと言えますね。
この町の見どころはこのライヒス通りです。
神聖ローマ帝国の街道の一部でしたが、今はロマンチック街道の一部となっているそうです。
ライヒス通りつきあたりのこの建物は小さいながらも市庁舎で一応観光スポットらしいのですが日曜日なのでやっていなかったです。
ヨーロッパはホワイト企業なので日曜日はどこもかしこも閉まっています。
なんとスーパーなども閉まっているので買い出しは事前にしておかなければなりません。
進撃の巨人の元ネタ?
続いては進撃の巨人の元ネタ?ネルトリンゲンに参りました。
このネルトリンゲン、直径1㎞ほどの綺麗な丸の城壁に囲われています。
巨人から逃げるために町を壁でぐるっと囲んだ進撃の巨人の世界観そっくりな街が広がっています。
話によると隕石のクレーターに町を作ったとも・・・
壁に登ることだってできますよ!
中心にある教会の塔にも登れちゃいますよ!
高さ90mありますが、そこからはネルトリンゲンを見渡して
「ほえ~ほんとに真ん丸だぁ~~」
ってやれるのでオススメですよ!
中は意外と木造木造してました。
隙間・軋み・ささくれの”歴史の重み”がなかなか恐怖感を増幅させます。
中世の宝石箱
続いてやって参りましたのはロマンチック街道折り返し、ディンケルスビュールです!
ちなみに名前がいくら言っても思い出せません。
「ここどこだっけ?」
を交互に永遠に繰り返していました。
なぜ中世の宝石箱というあだ名があるかというと、これから紹介するローテンブルクなどの近隣都市は戦争により一度焼け落ちてしまっていることが多いんですが、ここディンケルスビュールは今まで一度も戦争を経験したことが無く、文字通り「本物の中世」が味わえる場所なのです!
ちなみに素人目には本物も再建も大して変わりません。
ここの大聖堂は窓が非常に大きく、中も照明要らずの明るさです。
ドイツで一番美しい街!
続いてはもはやドイツ観光と言えばおなじみ!ローテンブルクにやって参りました。
ドイツで一番美しい街を自称するなかなか自信のある町です。
そのうわさもあってか町のあちこちで日本人の団体を見ることが出来ます。
看板の案内にも日本語があるくらい日本人に優しい町でした。
ローテンブルクにはマイスタートルンクというお話がございます。
30年戦争の時に、ローテンブルクがテイリー伯に攻め込まれました。
しかし大ジョッキ(約3L)のワインを一気飲みすれば町は見逃すと言われます。
今の大学生はこういう事やっちゃだめですよ。
すると、町の市長が一気飲みを見事成し遂げ無事ローテンブルクは救われたというお話です。
それに由来して、中央広場ではマイスタートルンクのからくり時計や演劇などをよく見かけることが出来ます。
ちなみに、テイリー伯がローテンブルクに行ったという記録は無く、ローテンブルク自体も別件の戦争で一度焼き払われています。
この話おわり。
ローテンブルクといえばシュネーバルというお菓子が有名です。
英語で言えばスノーボール、丸めたクッキーに砂糖をまぶした感じです。
手のひらサイズですがそりゃボリューミーボリューミー
良い時間になってしまったので本日はローテンブルクに泊まります!
夜のローテンブルク
でも駐車場ですけれども・・・
それではまた明日。