15日目 スイスとリヒテン、そして最強のトラブル・・?
皆さんこんにちは。ベンガラです。
本日はドイツとスイスの国境沿い、ボーデン湖周辺を探索していこうと思います。
本当はせっかくのドライブ旅なので、スイス南側のフルカ峠とか世界的に有名なアルプスのドライブルートを通りたかったのですが、有名な峠はほぼ全て冬の間は通行止め・・・
ドライブは夏だけですね・・
なので代わりとしてスイス中央部のインターラーケンとかグリンデルワルトとかの山岳リゾート地に参ろうかとも思ったのです、しかしどうも天候が悪そう!雨期万歳!
これじゃ行ってもあまり面白くなさそう・・・
というわけでスイス北部、ボーデン湖沿い周辺を探索するだけにプラン変更。
地図で見るとまさにかすめるだけ・・・
スイスはまた来ないと行けないいねぇ・・・
シュタイン=アム=ライン
というわけで最初にやってきた町はシュタイン・アム・ライン。
シュタインはドイツ語で「石」。
ラインは川の名前なので、ザックリいうと石川市です。
この名前から転じて「ライン川の宝石」なんて呼ばれていたりします。
ここらへんの建築様式は今までとはちょっと違って、壁面にフラスコ画がびっしりと描かれています。
市庁舎だってこの通り
白壁に赤の木枠を使うとどこか中華な感じもしますね。
スイスの建物は木造だったり比較的日本と共通点も多く「ここら辺日本じゃん」みたいな町並みに出会えることもたまにあります。
コンスタンツ
次にドイツ人のリゾート地、コンスタンツにやってきました!
コンスタンツ公会議が行われた場所としても歴史の教科書に載ってますね。
こちらがコンスタンス公会議が行われた建物らしいです。
駅前すぐにあります。
このセクシーな像はそのコンスタンツ公会議の時の逸話を元に造られた像です。
右手に皇帝、左手に教皇を載せて手玉に取る売春婦の像らしいです。
まぁそういう逸話があったとしてもわざわざ像にしてさらには街のシンボル的なのにしてしまうのはなんとも皮肉が効いたというかなんというか・・
また、コンスタンツは硬式飛行船を作ったツェッペリンの産まれた地らしいです。
そのことから夏には飛行船でボーデン湖をクルーズする人気アクティビティがあるんですが、雨だし冬だしで飛行船を見ることは出来ませんでした。
ちなみにコンスタンツのメイン部分はドイツですがそこから1㎞ほど離れればスイスとの国境です!
公共交通機関しか使えなくても気軽に国境を歩いて渡れる場所としてプチ人気です。
僕たちはスイス入国の際のトラウマが若干あったのでスイス側に車を停めトコトコ歩いていきました。
サンクトガレン
次にやってきたのはザンクトガレン!
修道院の街として有名です。
という訳で修道院にやってきました。
現役の修道院なので全部を見ることは出来ませんが、観光客向けにある程度は解放されています。
まずやってきたのは聖堂!
しっくい壁に豪華な装飾が施されていて聖堂というよりは宮殿の中みたいでしたね。
次に図書館にも入りました。図書館と言えど世界遺産にもなっている超豪華な図書館です。
中は残念ながら撮影禁止なので写真はありません。
入場料が10ユーロ越えと非常に高価ではありましたが、ハリーポッターに出てきそうな素敵な図書館でしたよ!
中庭もいい感じ
晴れてればのんびりできそうですね。
リヒテンシュタイン
次に世界でも小さい国の一つ、リヒテンシュタインにやってきました!
アルプスの山々に囲まれた小さな山岳都市です。
今日はかなり暖かいので花も咲いていましたよ!
足元には花、山には雪のベストシーズン?
まずリヒテンシュタインにやってきたら必ず寄ってみたい施設はこちら。
なんてことはないインフォメーションセンターです。
しかし、ここではパスポートに入国スタンプを押してもらえます!
リヒテンシュタインはシェンゲン協定に加入しているスイスとオーストリアに挟まれており、空港も無いため、理論上入国審査というものが存在しません。
しかしここなら幻のリヒテンシュタイン入国スタンプを押してもらえます!
日付も書いてありますし、他の国にも劣らない素敵なオリジナルデザインですよ~
海外旅行に来たならパスポートをにぎやかにしたい人には欠かせない施設ですね!
もちろんやってもらいましたよ。
しかし観光案内所がパスポートにスタンプ押してもいいんですかね~?
切手博物館
他にもリヒテンシュタインと言えば切手が有名ですね!
リヒテンシュタインは国土が狭く標高が高いため、第一次産業にはあまり向いておらず精密工業が盛んになっています。
そこで綺麗な切手を発行し海外のマニアに売り払えば外貨を獲得できるという作戦ですね。
というわけでインフォメーションセンターそばの切手博物館もおすすめです!
入場料がタダなのもうれしいですね
世界各地の切手コレクションを見ることが出来ます。
お土産屋には切手も多く販売されていたので切手マニアへのお土産にも?
切手博物館という名前ですが、絵葉書や配送など様々な展示がしてあり、どちらかと言えば「郵便博物館」という名前の方があっているかもしれません。
郵便配達員が「回収にやってきたぞ~出したい手紙は無いか~」と吹いていたラッパです。
今ではドイツ語圏の郵便局のマークにもなっていますよ!
ワイナリー
リヒテンシュタイン御用達のワイナリーにも行くことが出来ます!
お土産に悩むこーだい氏
ワイナリーから見える景色も壮大ですごいのですが、かなり曇ってしまっています。
この暗雲が立ち込めたような写真はこの先のトラブルを暗示しているよう・・
という訳でリヒテンシュタインからも離れ、いよいよオーストリア入国です!
ここでトラブル・・?
まずはオーストリア西側、アルプスの小さなのどかな村、レッヒに向かって運転していたのですが、ついにトラブルが!!
急にナビが案内を放棄したのです!!
何度やり直しても、経路オプションをいじってみても「経路作成に失敗しました」の1点張り。
しかし、違う地点にあててみると案内開始。どうやらレッヒにだけ拒否られているよう。
さっきまで受理してたのになんで・・?
そこで経路を見てみると渋滞情報に今までに見たことの無い紫のサインが。
「雪崩により通行止め」
なんだってー!!
レッヒに行けなくなってる~!!
はい通行止めで~す。
あーあ、こっから3方向全部雪崩れてるよ
地元北海道ですりゃ雪崩で通行止めなんてほとんどないのに・・
今日はポカポカで快適だった代償がこんなところに。
オーストリアの交通情報を見れば周りも10か所ほど雪崩で通行止め。
レッヒを含め陸の孤島が大量生産。
大災害じゃないか。
ここで待ってたらどうなるか分かったもんじゃないので、すごすごと退散。
同じ道を何十キロと戻るのでした。
という訳で大幅な予定変更が入りましたが、明日はあの有名なシンデレラ城のモデルとなった城とアルプスの街々を見ていこうと思います。
それではまた明日。