18日目 ボヘミアンでちょっとダークな旅
皆さんこんにちは、ベンガラです。
本日はこの旅8か国目、チェコに入国しました!
チェコ最大の見どころ、プラハに向けて移動しつつ観光していきますよ~
今話題のボヘミアという地名も実は今旅しているチェコの西側の事なのです!
それでは、ボヘミアンな旅、いってみましょ~
チェスキークロムロフ
まずは南ボヘミア地方の小さな町、チェスキークロムロフにやって参りました!
自称世界で最も美しい村なんてなかなか大きなことを言っている印象ですね。
まずやってきたのはチェスキークルムロフ城!
街の規模にしては随分とおおきな城です。
やはり建築には少々お金が足りなかったようで、コストカットとしてこんなことが。
一見普通の城壁に見えますが・・・
実はこの石、絵なんです。
写真で見たら絵と言われても本物に見えるほどなかなかリアル。
この壁の石も彫刻も全部絵なんです!
壁の絵も当然絵です。
先ほど載せた塔の写真もだまし絵がびっしりです。
是非戻って見てみてください。
コストカットの見栄張りの為に造られた「だまし絵城壁」ですが、今では評価され観光名所となっているんですから物事はどうなるか分かったもんじゃないですね~
さて、この城からはチェスキークルムロフの町並みを綺麗に見ることが出来ます。
川が2回ヘアピンカーブする場所に沿って造られた街は良い感じに高低差もあっていい風景に見えますね
かまぼこ型の窓から見えるチェスキークルムロフもよいよい
「さて、本日は月曜日ですが・・・」
「なんと今日は休館日でーす!!!!」
「・・って普通に11月~3月は閉まってたわ」
「結局超閉まってるじゃん」
チェスキークルムロフ城はなんと半年も営業ストップ中。
観光地がこんなに閉まって良いのでしょうか。
という訳で街歩きにシフトすることにしました。
ちょっとレトロなものを集めた小さな博物館です。
サイト情報的にやっているはずなんだけどな・・・?
「3/18&19は閉めます。」
はいピンポイント来た~
まぁこんなこともあるさ。
次にやってきたのは美しい村とは何のことか、拷問博物館です。
しかも立地はありえないほど好立地。
観光客は誰でも行く中央広場のインフォメーションセンターの隣。
世界で最も美しい村で拷問を推していいんですか・・・?
他の観光地は軒並み閉まり、何ならお土産屋もレストランも閉まってて、悪く言えば閑散としてる、よく言えば時間がゆっくりと流れているこのオフシーズン。
拷問博物館だけは元気に営業しています。
「拷問は終わらないからな」
というアツいメッセージでしょうか。
チケットを買ったら
「それではさようなら」
と地下室にご案内され、扉を閉められ、カギをかけられる。
何なのこれ、お化け屋敷にでも入っちゃったの?
地下の博物館には恐らく本当に使われていたであろう拷問機器がいっぱい・・・
実際の使用方法が人形や絵を用いて実演展示?されていたりなかなか本格的。
ってか拷問じゃなくて普通に死んじゃう物ばっかなんですけど・・・
情報吐かせなくていいんですか・・・
なかなか衝撃度の強い展示が多いので子供は連れて行かない方がいいかもしれませんね・・・
ちなみに子供割引料金はありますし、何なら家族割まであるという拷問博物館。
本当にコレ子どもに見せていいんですか~!
今回はシーズンオフだったので拷問くらいしかさせてもらえなかったですが、観光シーズンになれば多分にぎやかになるのでしょうね。
チェスキークルムロフの立地は絶妙で、チェコの首都プラハやオーストリアの首都ウィーン、昨日出てきたザルツブルク&ハルシュタットのいずれの場所からも車で約3時間というギリギリ日帰り圏なので、様々な旅行に組み合わせることが出来るのではないでしょうか。
クトナーホラ
次にプラハ近郊の都市、クトナーホラにやって参りました!
ここはホラーという名前の通り、世界的に有名なあのちょっと怖い「闇属性」の施設があることで知られています!
名前は知らなくても「世界にはこういう建物がある」という情報は人生のどこかでチラッと聞いたことがあるのではないでしょうか。
と、その前に!
拷問博物館で闇の気を貯めすぎてしまったので一旦浄化しましょう。
まずやってきたのはクトナーホラの光属性、聖母マリア大聖堂です。
さっきから光とか闇とか言ってますが、ここの聖母マリア大聖堂のあだ名は「光の大聖堂」なのであながち冗談でもないんですよ!
という訳で中はこんな感じです。
流石光の大聖堂。めちゃくちゃ明るいです。
ただ明るいだけでなく、ちょっとクリームっぽい色も光感があって高ポイントですね。
基本的に大聖堂は無料で入れることが多いのですが、ここは有料となります。
しかし、代わりに他の大聖堂では登れない2階の部分に登ることが出来る貴重な大聖堂ですよ!
大聖堂って外装も内装も石で、完璧に石造りだと思っていたんですが屋根裏は意外と木造なんですね~
というわけでクトナーホラで(個人的に)最大の名物に参りましょう!
その名もセドレツ納骨堂!
もう名前が納骨堂ですよ。
ゲームで言えばダンジョンマップですよ。
敷地に入った瞬間いきなり大量の墓に囲まれます。
ひえ~~
そして、中に入った瞬間もうそこは別世界。
壁の装飾品に人骨!
何なら壁自体が人骨!
最後にシャンデリアにも人骨!
ひえ~~~~~~!!
人骨だらけじゃあああ~~~!!
当然ですがこんなに人骨を見たことはありませんよ!
恐ろしや~~~
なんでこんなに人骨があるかというと、
もともとは郊外の小さな墓場だったのですが
↑わかる
戦争やペストのせいで急に死人が増え
↑わかる
抱えきれなくなったので装飾にした
↑わからない
といったわけです。
なぜ装飾にしようと思ったのか。
発想の転換がぶっ飛びすぎてます。
右か左かで聞いているのに上に持ってかれた感じですね。
この頭蓋骨一人一人に人生があったんだよなぁ・・と思えばとんでもない歴史の情報量に頭がパンクしそうになります。
やめたほうがいいです。
ちなみにこの写真の骨塚?は東西南北に4か所あるんですが、
1か所は補修工事してました。
ひえ~その上に立つとか呪われそう~~
補修工事なら当然必要な“新品の材料”はどうしているんでしょうね・・
という訳で本日は以上です!
本日は随分とダークな内容が多くなってしまいましたね。
最後に今日撮れたきれいな夕日の写真を貼っておきますね。
明日はいよいよ百塔の街プラハの観光をしようと思います!
久しぶりの大都会~~
それではまた明日。