ベンガラのヨーロッパ旅日記

大学生2人組がレンタカーでヨーロッパを旅するブログ

17日目 オーストリア 音楽の都と塩の村

皆さんこんにちは、ベンガラです。

本日はオーストリア西部を回っていきますよ~

ザルツブルク

まずやってきたのはドイツとの国境沿いザルツブルク
映画サウンドオブミュージックの舞台になっていたり、モーツワルトの出生地だったりと音楽の都として有名です。

 

朝イチに到着したのでほとんどの施設はやっていませんが、ミラベル庭園ならいつでも開いているので太陽さえ登っていればもう大丈夫!

f:id:bengalared:20190320082819j:plain

駐車場からそこに行く途中の橋ですが・・・

f:id:bengalared:20190320082813j:plain

南京錠がびっしり!こんなにたくさん付いているのは見たことがありません。
観光地の橋と言えばどこでもついているような観光地の南京錠ですが、おしゃれだとは思いますがなかなか賛否両論ある文化ですよね~

愛の重さ(物理)もこんだけ集めれば橋にも良くないでしょうし・・

 

ミラベル庭園

f:id:bengalared:20190320082807j:plain

という訳でやって参りました、ミラベル庭園!
サウンドオブミュージックで一番有名な歌、ドレミの歌を歌っていた時の場所です!

かなり昔の映画ではありますが、僕は高校の時に音楽の時間に見せられたのでなかなか記憶は新しいですよ!

f:id:bengalared:20190320082801j:plain

この風景も!

f:id:bengalared:20190320082757j:plain


このカットも!
そういえばあった気がする!

まさしく映画そのままの場所ですね。
ザルツブルクに行く際はサウンドオブミュージックで予習必須ですよ!

 

モーツァルト博物館

ザルツブルクと言えばモーツァルトの産まれた場所としても有名ですよ!
モーツァルトが住んでいたマンションは今ではモーツァルト博物館となっています。

f:id:bengalared:20190320082751j:plain


第二次世界大戦で破壊されてはいますが忠実に再建されています。
戦争って物はおそろしいものじゃけえ・・

ここはマリベル庭園のすぐそばにありますよ!

中は撮影禁止でしたが、肖像画や手書きの楽譜・手紙などモーツァルトに関するあんなことやこんなことまで見放題な博物館でした。

音声ガイドは日本語のはずなのにちらほらと英語が入ってくるのはなぜ・・?

 

f:id:bengalared:20190320082700j:plain

また、ザルツブルクには彼が住んでいた家だけでなく、産まれた家までありますよ!
産まれた家は現在は1階になんとスパーが入っています!

 

はい!今から北海道ローカルトークしますよ!

 

僕のイメージでは、スパーと言えば北海道のコンビニの名前なんですよ。
北海道の田舎の方で細々とやってて、ついにハマナスクラブとなって表舞台から姿を消した失われし企業だと思っていたんですが、ヨーロッパではめちゃくちゃ幅を利かせまくっててびっくりしました。

 

ヨーロッパのスーパー最大手と言わんばかりの店舗数!
ヨーロッパ中どこに行ってもある!
しかもユーロスパーという郊外型のスパーはイオン並のパワーを持っています。
スパー君の本拠地はこちらだったのかぁ・・

 

このスパー君でも太刀打ちできなかった日本のコンビニ恐るべし。

 

はい!ローカルトークお終い!
こーだい氏はもちろん話についてきてません。

 


さて話を戻すと、モーツァルトの実家はゲトライガッセというメインストリートのかなり盛り上がっている場所にあります!
モーツァルトはお金持ちの子だったんですねぇ・・
真っ黄色のため注意さえすれば意外とすぐに見つかります!

 

ゲトライガッセ

f:id:bengalared:20190320082704j:plain

ゲトライガッセは通り全体がアンティークな町並みになってて非常におしゃれ。
特にどんなチェーン店もアンティーク調の看板をわざわざ作っているという徹底ぶり!
いつもの企業が大人しくなっている姿を見るのも面白いかもしれませんね。

f:id:bengalared:20190320082654j:plain

ゲトライガッセのパワーにかかれば、あの超主張が激しいマクドナルドもこの通り。

 

ホーエンザルツブルク城

さぁ次はザルツブルク最大の見どころ!
ホーエンザルツブルク城を見に行きますよ!

 

「城」となっていますが、ドイツ語や英語を見るに「要塞・砦」の方がふさわしそう。
どちらかと言えば住むだけでなく軍事拠点も兼ね備えた日本の城のイメージに近いですね。

 

ホーエンザルツブルク城は山の上にあるのでケーブルカーがあります。
しかし元気が有り余っている人は階段で登っていく事もできますよ!

 

ケーブルカーに乗れば入場料は学割で13ユーロ弱のところ、徒歩なら10ユーロにまで割引されます。
徒歩で10分程なので時給を考えれば割と良いバイトなのかもしれません・・?

f:id:bengalared:20190320082710j:plain

しかしその10分が結構つらい!
登りは良いもの下りはなかなか膝に来ます!


よほど元気な方以外は普通にケーブルカー乗った方がいいですよ!

 

f:id:bengalared:20190320082739j:plain

という訳で到着です!ホーエンザルツブルク城本丸です!

ホーエンザルツブルク城内部は軍事拠点らしく、戦争博物館的な感じになっています。

f:id:bengalared:20190320082722j:plain

中世の騎士の鎧から・・

f:id:bengalared:20190320082727j:plain

第一次世界大戦の兵器まで様々な年代の軍事物が置いてあります。

 

f:id:bengalared:20190320082716j:plain

また、マリオネット博物館も併設されていますよ!

ザルツブルクのどこからでも見えるこの城からは、当然市内のどこまでも見通すことが出来ます!

f:id:bengalared:20190320082733j:plain


白で統一された建物がアルプスの山々によく合いますね!

 

ハルシュタット


続きましてやってきた町は、ザルツブルクから東に数十キロのハルシュタットです!

アルプスの湖のほとりにある風光明媚な小さな村です。
その村の美しさから、なんと世界遺産にもなっているのです。

f:id:bengalared:20190320082824j:plain

夕方なので逆光逆光
観光ガイドに写っているような写真が撮りたければ朝に来なければいけません。 

 

この村にはケーブルカーがあって、あっという間に高さ850mの展望台に連れて行ってくれます。

f:id:bengalared:20190320082829j:plain

ここの展望台は崖からニョキっと生えたあの部分・・・
ヒエー・・高所恐怖症にはつらいよ・・

f:id:bengalared:20190320082836j:plain

でも展望台から見える山と湖はとんでもなくキレイ!!
もうこれだけでハルシュタットに来た価値がある!!

 

しかし!!!!
我々がここにきて展望台に登ったのはこのためではない!!!!

 

ハルシュタットはアルプスの山に囲まれているし、牧草地にできる土地もないしで厳しい環境。
厳しい環境の場所に村が出来るのはそれなりに理由があるから。

 

実はハルシュタットは世界最古の岩塩坑を抱える町。
その歴史はなんと古代ローマよりも古い!!
ハルシュタットという名前も「塩の場所」という意味なのです!

 

そして、ここの岩塩坑は観光地化されていて入ることが出来るんですよ!
これは入るしかないじゃないですか!
ヨーロッパ最古にして最大の岩塩坑ですよ!

 

という訳でここからは岩塩坑ツアーの様子をお送りいたします。

岩塩坑ツアー

まず、坑道に入る前に全員作業着に着替えさせられます。
服のサイズによって色が違います。

自分は身長179㎝あるので比較的背が高めだと思うんですが、周りを見渡せば渡されたのはレディースサイズの紫。しかも別に服が小さい感じはしません。
ヨーロッパ人はデカいんだなぁ・・・

この作業着、ペラペラな材質なのですがお尻の部分だけ補強してあります。
「まあ作業着だし?」
と思っていたら真相は後で発覚します。

 

f:id:bengalared:20190320082644j:plain

さあ出発だ!と思えば、まずは温泉で露天風呂に行く途中みたいな通路を割と長めに歩かされます。

f:id:bengalared:20190320082638j:plain

そしてついに坑道の入り口に到着です!
ここから入るから気をつけろと注意事項を聞かされます。
そこまで有名な観光地ではないですから、日本語の音声ガイドなんていう甘ったれたものはありません。
全部英語のリスニングです。頑張りましょう。

 

f:id:bengalared:20190320082633j:plain

中に入れば丁度人一人分くらいの空間を歩きます。

 

中は何か神秘的な?ゲームのダンジョン的な?音楽が流れています。
時々囁き声で
塩・・・塩・・・塩・・・(ドイツ語)」
っていう放送も流れます。
最初はびっくりします。
もちろん皆もざわめきます。
でも後半は面白がってみんなで真似します。

f:id:bengalared:20190320082629j:plain

途中には岩塩でできたランプがあったりしておしゃれです。

 

そこから先は、岩塩坑の歴史や採掘の方法、さらには地球の歴史までちびっこから大人まで幅広い人が楽しめるツアーとなっています。

 

そして、突然ツアーがストップして注意事項が始まります。
どうやらこの先には滑り台があるそう。
でも話し方的になにやら子供が遊ぶような滑り台ではなさそう。
だって、注意事項の説明方法が飛行機離陸前の安全のビデオのやり方だもん。

 

ああ~そういえば1日目にミュンヘン工科大学ですべった滑り台を思い出した~
ヨーロッパ人滑り台に安全性とか考えてないもん~そういえば。

 

f:id:bengalared:20190320082904j:plain

ほーら。やっぱり絶叫マシンじゃん。
作業着の尻が補強されてたのはそういう意味ね。
高低差50m越えの超絶恐怖スロープ。
もちろんヨーロッパ最長の滑り台です。

 

速い人は40km/h近くまで出ます。
お尻焼けちゃう。

生身で出していい速度じゃない。

 

僕の作業着は幸運にも?滑りにくい個体だったみたいであまりスピードが出ないのが助かりました。
こーだい氏は1日目のトラウマがぬぐえずギブアップ。
階段で降りました。

 

まぁ・・・楽しかったっちゃ楽しかったですよ!
もう一回やっていいよ!って言われてもだいぶ悩みますけど・・

 

f:id:bengalared:20190320082858j:plain

そこから先も地底湖などの展示を見れば終了です。

 

f:id:bengalared:20190320082846j:plain

最後に車輪の付いた平均台みたいなものが待っています。
どうやらこれにまたがれと。

ごとごと動いて楽しい~~
と思いきや、

 

ゴトン!

 

「(あっ、このゴトンはジェットコースターが急加速するときのゴトンだ。これはとんでもない絶叫マシンに乗っちまったぜ。安全レバーも無いしまたがってるだけだし終わったなこれは)」


と思ったんですけど、そこまで加速しなくて助かりました。

 

と思いきや・・・!

 

f:id:bengalared:20190320082842j:plain

せまいせまいせまい!
坑道がどんどん細くなる~~!

スピードはそこまで速くないんですけど狭い!
結局なかなかスリルのある乗り物でした。

 

以上世界最古の岩塩坑ツアーの様子をお送りしました!

結論としてはめちゃくちゃ面白かったですよ!!
ハルシュタットはおしゃれな湖畔の街歩きが人気ですが、岩塩坑はここに来たら必ず寄ってもらいたい場所です!

 

こんなに歴史的にも文化的にも非常に面白い岩塩坑を持ち、“塩の場所”という意味の名前を持つハルシュタットですが、世界遺産に登録された内容としてはザックリいえば「風景めっちゃキレイじゃ~ん?」とだけ。

 

塩がスルーされてる!
なんでや!塩ええやん!塩!

というわけでハルシュタットでした。

 

本日はザルツブルクハルシュタット、どちらも非常に魅力的な街で2か所行っただけで夜になってしまいました。

 

明日はオーストリアを北上し、チェコに入ろうと思います!
それではまた明日。